Pierrot備忘録

ピエロな日常

時は金なり

大学院でレポートを作成していました。
USBの中身を整理していたときに、昔遊んでいたフリーゲーム(elona)を見つけてしまい、気が付いたら3時間も遊んでしまいました。

周りのみんなはいつの間にか帰ってしまい、研究室に残っているのは僕だけです。一言声をかえてくれればいいのに。

ーー何故、誰も声をかけてくれなかったのでしょうか。

「これは!」と閃いた僕の仮説は、つまり、大学院に友達などいなかった、ということです。入学してからこの一年間、僕は誰とも喋ったことがありませんでした。このように、新たな発見には仮説と実証が大事なのです。大学院では様々な発見ができて面白いですね。

真実とは、ときに残酷なものです。

ーー時間は深夜12時を過ぎようとしています。ふと、真っ暗な外を見ると、窓ガラスにうつる人間と目が合いました。とてもイケメンです。もちろん僕です。僕=イケメンというトートロジーが証明された瞬間です。トートロジーはチャラ語の予感です。

その瞬間、とめどない涙が溢れてきました。僕は一体何をやっているのでしょうか。今日はレポートをやるはずだったのに。何も進んでいません。

ーーああ、僕はやっぱりピエロなんだ。気がおかしいんだ。本当に狂っているんだ。

そして、なにかホッとしたような、どこか寂しいような、よくわからない笑みがこぼれ出すのです。