Pierrot備忘録

ピエロな日常

ダンゴムシだって、いいじゃない

いわゆる痴情のもつれなどから破局に至ってしまったカップルの話を聞いていて、

「こんな人に恋をしたことが失敗だった。」

とか、

「あんな人に恋されたことが失敗だった。」

とかいった愚痴を耳にすることがあります。

二人の出会いから別れまでの経緯をきいていると、たしかに、そのように思えることは多いのですが、よく話をきくと、実は、そうではないことがわかります。

本当の失敗は、多くの場合、

――「こんな人」を好きになってしまった自分の恋を正しく自覚できなかったこと

であり、

――自分を好きになってしまった「あんな人」の恋を正しく認識できなかったこと

です。

自分の恋を明確に自覚していれば、どうやって相手に自分の感情を理解してもらえるかに精進することができ、相手の恋を明確に認識していれば、どうやって自分が相手の感情を受容してあげられるかに腐心することができます。

しかし、自分の恋を自覚していなかったり相手の恋を認識していなかったりすれば、精進も腐心も、やりようがありません。

そうやっているうちに、結局、まとまる仲もまとまらなくなってしまうのですね。

恋の失敗の原因の多くは、間違った相手に恋をしたり、恋をされたりすることではなくて、自分の恋や相手の恋に気づき損ねることに起因してるのかもしれませんね。

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僕も人並みに恋愛をしてきましたが、どうやら僕は女運が悪いようです。
でも、そんな「悪女」にばかり非があるわけではないのですね。

やはり、悪女に恋をしてしまい、そして、自分の恋を正しく認識できなかった僕にも非があるのです。

やはり僕に恋愛は向いていないのかもしれません。

もう、一生非モテ鬱男でも構いません。

人を傷つけるよりも、傷つけられる側の人間でありたい。

そんなダンゴムシのような日陰人生も、悪くないと思うのです。

夜中に書くポエムみたいになってしまいました。
朝起きたら枕モフモフして悶絶しそうなのでそろそろ寝ます。